療養型医療施設(老人病院等)の機能と役割
療養型医療施設は全国に現在38万床あります。
そのうち医療保険でサービスが提供されるものが25万床、介護保険でサービスが提供されるものが13万床あります。
両者の機能については、病室や付随する設備の広さといった施設基準と医師・看護・介護といった人員配置の基準で分けらています。
いずれの高齢者の療養に適した環境になっています。
少し専門的な話になりますが、医療療養病棟(医療保険)では病状、医療提供量、つまり病気の重さと治療内容により3段階に区分されます。
難病や気管切開や常時点滴が必要な方、さらには感染についての治療などが必要で、ご自宅や高齢者施設などでは対応が困難な重症で継続的な医療を必要としている方々が入院されています。
一方、介護保険療養病棟では、寝たきり状態など、重介護の高齢者が入院されています。
療養型医療施設は、急性期病院の平均在院日数が短縮化されている中、急性期病院を退院された方の受け皿として、特に継続医療を必要としている方々の入院先として重要な役割を担っています。
また療養型医療施設に入院中の高齢者の約80%は、程度の差こそありますが認知症を合併されています。
ですから、認知症があり、その身体合併症で入院療養を必要な方は是非私どもにご相談して下さい。 |